BAKUBUN [サムイ Ⅴ]
サムイを気に入った理由はいくつかあるのですが、いくつかのうちのひとつがここの景色です。
島の北、ボプットの街外れの空き地にみごとな曲がり具合の椰子の木がありました。
木陰には気持ちのいい海風が吹き、海の向こうにはパンガン島が見えます。
白い雲の下、日差しの強さで海は青くなったり、エメラルドグリーンに輝いたりします。
ひとり旅のときは、ここに来てボ~っとするのが日課になっていました。
ところがあるとき、この空き地は柵で囲まれ、
その後ローカル度のほぼ無いレストラン(というよりカフェ)が建てられました。
とても悔しくて、ここに寄ることはなかったのですが、
今年はドライブの途中の休憩に利用させていただきました。
パンガンを見渡せる海辺に席を取ったのですが、
先客のグラスがそのままでいくら待っても片付ける気配がありません。
片付けをお願いに行って、一緒にお願いしたメニューはすぐ持ってきてくれましたが、
今度はオーダーを取りに来てくれません。
再び店員さんのいるカウンターに行って2組の先客の長~いお話が終わるのを待ち飲み物をお願いし、
席に戻ったのですが、今度はいくら待っても飲み物が運ばれてきません。
またカウンターに行き、まだですか~?って言ってしまったのですが、
タイの時間の流れにまだ乗れてない自分を恥じてしまいました。
飲み物が出てくるまでに1時間かかったって、いいですよね。
カウンターでお相手していただいたのはタイの女性だったのですが、
その後ろから、別の女性が 「ごめんなさいね、、、遅くなって、、、」と日本語で話しかけてくださいました。
「、、、」の後には、タイではこれが普通の対応なんですよ・・・って言葉が飲み込まれたみたいでした。
恐ろしく回転率の悪い飲食店ですが、タイ時間に慣れるためには経験が必要な店です。
椰子の木はほとんど空き地のときのままですし、広場には芝が張られました。
これまでは敵対視していたのですが、これからは寄ってみたい店となりました。
素敵な景色で癒されますね。
私も一日のんびりと寝そべって
過ごしてみたいなと思います。
夢のまた夢ですけどね(^^)
by ミモザ (2011-12-26 09:37)