地球の(躓きながらの)歩き方
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/
世界が私を待っている。・・・かもしれない。
kazn
2012-01-16T20:00:00+09:00
ja
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旅をするということ (8)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-16
トラブルはあろうとも、、、ポタラ宮にチベットの風が渡り、アンコール・ワットから朝陽が昇り、ガンジス川に夕陽が沈む。聳え立つピラミッドに容赦ない日差しが刺さり、ボスボラス海峡でアジアの西の果ての風に吹かれ、車窓にアドリア海の青い海と白壁の町並みが続く。ドゥオモから見下ろす中世の町並みはオレンジ色に染り、サグラダ・ファミリアで人生のあまりの短さを実感し、カスカイスの岬で大航海時代に思いを馳せる。レンソイスの白い砂丘、ウユニ塩田の鏡面の世界、マチュピチュの天空都市・・・求めるものは、すべてそこにあります。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-16T20:00:00+09:00
トラブルはあろうとも、、、
ポタラ宮にチベットの風が渡り、アンコール・ワットから朝陽が昇り、ガンジス川に夕陽が沈む。
聳え立つピラミッドに容赦ない日差しが刺さり、ボスボラス海峡でアジアの西の果ての風に吹かれ、
車窓にアドリア海の青い海と白壁の町並みが続く。
ドゥオモから見下ろす中世の町並みはオレンジ色に染り、サグラダ・ファミリアで人生のあまりの短さを実感し、
カスカイスの岬で大航海時代に思いを馳せる。
レンソイスの白い砂丘、ウユニ塩田の鏡面の世界、マチュピチュの天空都市・・・
求めるものは、すべてそこにあります。
空港での待ち時間でいつも感じていました。
自信がなく視線が彷徨う私に比べ、西洋の方たちはなんでこんなにも力強いのだろうって。
言葉が通じ易いということはその大きな理由のひとつではあるのですが、
定着することにより生活が成立する農耕民族と、
移動によって日々の糧を得る狩猟民族の根本的に異質な遺伝子をそれぞれが引き継いでいるからに違いない、
と本気で思ったりしました。
でも、どんな風に他人と比べたって何も解決したりはしません。
「行かない」ことを決定するのも自分であるなら、「行くこと」を決定できるのも自分に他ならないからです。
沢木さんは、そのエッセーの中で旅をする年齢が大きな意味を持つ、ということを書かれていましたが、
確かにバスを乗り継ぐユーラシア大陸横断は、26歳には適していても、50歳には似つかわしくありません。
もちろんこれは、旅が若者の特権であるという意味ではなく、
人は年齢によって肉体的だけでなく精神的にもその特質が大きく変わるため、
できる旅が変わってくるということなのです。
ですから、歳を重ねるごとにできない旅が多くなっていくのですが、
その歳にしかできない旅はいつもあるのです。
最初の記事からお付き合いいただいた方があるとすれば、ありがとうございました。
思っていたことは記事にできたと思うのですが、それが今の気持ちそのままであるのかどうかと言うと、
自信はありません。
どこか違うなぁ、、、というのが正直な気持ちです。
ただ、どこかに行きたいという気持ちは、いつまでも失いたくない気持ちであることは確かです。
いい加減かもしれませんが、私は、風に漂うような旅をしてみたいと思います。
旅をするということ(1) へ
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旅をするということ (7)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-15
「人は余儀ない旅を続けながら、時に夢見た旅をする。」私が利用する予定の世界一周航空券はスターアライアンスのものですが、これだと16フライト、15都市での滞在が可能となります。これに行きたい場所へのフライトや陸路での移動を加え行程を確定するのですが、滞在場所が多くなればなるほど情報収集は大変な作業となります。『地球の歩き方』を15冊持ち歩く訳にはいきませんから、この整理から始めなければいけません。ビザ、予防接種などの入国するための基本条件に始まり、空路の起点となる都市から行きたい場所への移動方法を調べること、安宿のある場所を探すこと、雨期と乾期を調べベストシーズンを選択すること、気温を調べ持ち物を最小限にすること、など必要な情報は数え上げればきりがありません。この作業は、結局完了することはないのですが、行きたいという意志を持ち続けるため、そして途中帰国にならないための無理の無いコース設定をするために必要な作業でもあります。(実際、この夢のような航空券を手にし、意気揚々と出発していった旅人の多くが、予想以上の旅の過酷さに耐えかね、途中帰国しているようです。そして、行き先とした場所によっては、帰国さえできず旅の空の下亡くなってしまう方もあります。)
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-15T20:00:00+09:00
「人は余儀ない旅を続けながら、時に夢見た旅をする。」
私が利用する予定の世界一周航空券はスターアライアンスのものですが、
これだと16フライト、15都市での滞在が可能となります。
これに行きたい場所へのフライトや陸路での移動を加え行程を確定するのですが、
滞在場所が多くなればなるほど情報収集は大変な作業となります。
『地球の歩き方』を15冊持ち歩く訳にはいきませんから、この整理から始めなければいけません。
ビザ、予防接種などの入国するための基本条件に始まり、
空路の起点となる都市から行きたい場所への移動方法を調べること、
安宿のある場所を探すこと、
雨期と乾期を調べベストシーズンを選択すること、
気温を調べ持ち物を最小限にすること、など必要な情報は数え上げればきりがありません。
この作業は、結局完了することはないのですが、行きたいという意志を持ち続けるため、
そして途中帰国にならないための無理の無いコース設定をするために必要な作業でもあります。
(実際、この夢のような航空券を手にし、意気揚々と出発していった旅人の多くが、
予想以上の旅の過酷さに耐えかね、途中帰国しているようです。
そして、行き先とした場所によっては、帰国さえできず旅の空の下亡くなってしまう方もあります。)
旅の準備はもちろんこれだけではなく、
体力と気力を充実させること、旅費を蓄えること、英会話をある程度習得すること、
など地味な努力を続けなければなりませんが、
最近、これとは別に意外なことが気になることに気づきました。
それは、身辺整理をすることです。
私には(誰でもですが)本質とは関係の無い修飾語が付いていることは既に書いたことですが、
それと同じように私の身の回りには、あまり必要の無い物があふれています。
旅立つ前には、これを処分することが大事なことであるように思えてきました。
そうすることで、自分が新しく生まれ変わることができるような気がするからなのです。
文章にすると大袈裟になり過ぎるとこころが私の欠点なのですが、
少し距離を置いて見てみるとそんなに大変なことでもないことが分かります。
たかが地球を一周してくるだけのことです。
行くと決心し、飛行機に乗れば連れて行ってくれるのですから。
(・・・続く)
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旅をするということ (6)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-14
世界一周航空券なるもの多くの役割を終え目的を失ったとき、自分はどんな風にして生きていくのでしょう?答えは決まっています。自分のために生きて行くのです。仕事や、家庭のためにできなかったことはなかったでしょうか?私の場合それは、≪家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト≫です。今まで手にすることの無かった膨大な時間を使った気ままな一人旅。世界一周。これは、この言葉が持つイメージよりもかなり厳しいものであることは、少しは理解しています。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-14T20:00:00+09:00
世界一周航空券なるもの
多くの役割を終え目的を失ったとき、自分はどんな風にして生きていくのでしょう?
答えは決まっています。自分のために生きて行くのです。
仕事や、家庭のためにできなかったことはなかったでしょうか?
私の場合それは、≪家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト≫です。
今まで手にすることの無かった膨大な時間を使った気ままな一人旅。
世界一周。
これは、この言葉が持つイメージよりもかなり厳しいものであることは、少しは理解しています。
米国で起こった「9.11」のとき、私はバリから帰国しようとするときで、空港の厳戒態勢を目の当たりにしました。
同じくバリで起こった爆破テロの現場となったレストランは、いつも昼食に行っていたレストランでした。
こんな国際的な大事件でなくとも、
両替店で偽札をつかまされたり(友人が)、子供が夜遅く大麻を売り歩いていたりと、
日本では考えられないことが世界の多くの国では日常となり、
貧困を目の当たりにすることは気持ちをガサつかせました。
そして、言葉や、お金や、移動に関わるトラブルは毎日のように起こります。
(今のところ軽いものばかりですが。)
出入国手続きもひとつの国だけならそれほど負担にはなりませんが、
それが多くなると大変煩雑で、陸路での国境越えは情報さえ無いことも普通です。
窃盗、詐欺などのトラブルを避けたり、言葉の障壁をどう越えるかという問題もあります。
こんな問題は準備次第で負担を軽減できることもあるのですが、心配をすればきりが無く、
旅の途上で出会うトラブルは想定できないものが大半だったりします。
だから、問題を片付けてから、なんて思っているといつまでたっても出発できる日は来たりしません。
ある日、世界一周航空券なるものが存在することを知りました。
有効期限1年間、いくつかの守らなければならないルールはあるものの、
30万円~50万円でそれを手に入れることができます。
この航空券を使うと、事前に空路の予約をしなければならず、
時間を自由に使うことに制限ができてしまうというデメリットはあるものの、
いろんな手続きの煩雑さはかなり軽減されることになります。
そして、気分を大きく左右する宿泊場所も、疲れたなら、
経費節減のために利用する予定の安宿を清潔なホテルに変えることで随分安らぐと思います。
あとの問題は、解決しようなんてことは無理だから、乗り越えることにしました。
ヘロヘロになろうともです。
だから、出発することは決定です。
一人で世界一周に出かけたいのなら、これぐらいの軽さというか、いい加減さは必須条件かも知れません。
あとは、私に付いた修飾語のうち、自分の意志で外さなければならないものを、
何時外すのかを決めるだけです。
(・・・続く)
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旅をするということ (5)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-13
一人旅に求めるものサムイでの過ごし方がとても気持ちよかったから自然にリピーターとなり、夏休みが近づいて行き先に悩むことがなくなりました。世界中で、今自分が生活している日本の街の次に詳しい街がサムイとなり、レンタバイク屋のおばちゃんや、ローカル食堂のおにいちゃんと顔見知りになることは、どこか自慢をしたいくらいなことではあったのですが、いろんな心配事が無くなってしまった海外旅行からはトキメキが消えてしまっていました。一体私は、一人旅に何を求めているのでしょう?
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-13T20:00:00+09:00
一人旅に求めるもの
サムイでの過ごし方がとても気持ちよかったから自然にリピーターとなり、
夏休みが近づいて行き先に悩むことがなくなりました。
世界中で、今自分が生活している日本の街の次に詳しい街がサムイとなり、
レンタバイク屋のおばちゃんや、ローカル食堂のおにいちゃんと顔見知りになることは、
どこか自慢をしたいくらいなことではあったのですが、
いろんな心配事が無くなってしまった海外旅行からはトキメキが消えてしまっていました。
一体私は、一人旅に何を求めているのでしょう?
見たことも無い景色を眺め、味わったことの無い食べ物を食べ、言葉の通じない人たちに思いを伝えようとする、
そんな好奇心を満たしてくれる経験はもちろん必要です。
しかし、もっと内面的なことがあるのです。
言葉にするのはかなり難しいのですが、
今自分がいる状況から、一時的でいいから逃れたいという消極的な理由と、
仕事や地域や、そして家族といった集団の中で自分が果たすべき役割から開放してやる、
という積極的な理由になるのかなと思います。
よく考えてみると、この二つの理由は同じことを言っているのかもしれませんが、
会社での肩書き、家の単位を現す姓、家族の中での子、夫、親といった役割を現す呼称、
こんな私を説明する上で普段使う言葉は実は本質的な私のことを何も説明していません。
だからそんな言葉が必要でない場所に自分を置くことはとても重要なことだったのだと感じます。
これは、あらゆる修飾語を無くした裸のままの自分を見てみたいという欲求であるような気がします。
そんなことを実現できるのは、
私を知っている人がいない所、私が使う言葉を使わない所、私が見たことのない所、
つまり外国に他ならないのです。
ある時、歳を重ねてゆくといろんな組織の中での役割を現す呼称が、
自分から無くそうと思わなくとも無くなってしまう時が来ることに気づきました。
会社での肩書きは退職によって無くなり、家の責任者の立場は子供に移り、
両親の死によって子の立場は消え、夫としての役割の多くは完了し、
子供の成人により親としての責任は軽くなっていきます。
こうして、日本にいながらにして修飾語を無くした裸の自分を手に入れることとなるのですが、
これは同時に対外的な存在価値が薄れることでもあります。
つまり、何のために自分はここにいるのか、ということを否が応でも考えなければならないことでもあります。
今までは、家族に代表される人の集まりの中で、
何らかの役割を果たすことが自分の存在価値であった訳ですが、
その時が来ると自分は自分のために存在しなければならなくなるのです。
(・・・続く)
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旅をするということ (4)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-12
それでも懲りずに二度目の一人旅初めての一人旅帰国後は暫く海外旅行に行きたいという気持ちは影を潜めていたのですが、冬が過ぎ、春を迎え、夏休みを取れる時期が近づくにつれ、眠っていた南の島の景色が再び心の隙間を埋めだしてしまったのです。まだネットでの航空券予約が普及してない頃のこと、パンフを眺めだすと、前年の暗い記憶は影を潜め、椰子の木陰で昼寝をする姿を夢見ながら、夢遊病者のように日程調整をしてしまってました。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-12T20:00:00+09:00
それでも懲りずに二度目の一人旅
初めての一人旅帰国後は暫く海外旅行に行きたいという気持ちは影を潜めていたのですが、
冬が過ぎ、春を迎え、夏休みを取れる時期が近づくにつれ、
眠っていた南の島の景色が再び心の隙間を埋めだしてしまったのです。
まだネットでの航空券予約が普及してない頃のこと、パンフを眺めだすと、
前年の暗い記憶は影を潜め、椰子の木陰で昼寝をする姿を夢見ながら、
夢遊病者のように日程調整をしてしまってました。
この時、目的地に選んだのは、これも友人と訪れたことのあるサムイ島でした。
日本が夏の時期に雨期ではないこと。
綺麗な海と椰子の木の似合う景色があること。
街に「アジアの雑踏」を感じさせる雰囲気があること。
ある程度観光地で賑やかだけど、日本人が少ないこと。
などなど、いろんな条件にみごと合致した場所だったのですが、
最後の「日本人が少ないこと」については、前年の寂しさの経験があっても、やはり外せない条件となりました。
こんな風に、旅の条件を考えていると、
少しだけ「何故一人旅をするのか」ということの答えに近づいていっているような気持ちになったのです。
一人旅に出る理由は、たぶんいつもいる環境から離れることが目的となっていたのだと思うのです。
さて、その旅ですが、前年に比べると心細さは少し軽減されたものの、
バスルームの狭さが怖いことは相変わらずでした。
そして海に出ても波打ち際に寝転がり、半日小さな貝を拾い続けるという、
半分病的な過ごし方をしたりしていたのですが、少しずつひとりであることに慣れてきました。
レンタバイクで秘境ビーチを探しに出かけたり、
雨の日のローカル食堂の過ごし方とか、タイマッサージでの時間の潰し方を覚えることで、
寂しさは随分と軽くなっていったのです。
(・・・続く)
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旅をするということ (3)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-11
初めての一人旅初めての一人旅で経験のない土地を選ぶというのもハードルが高かったので、行き先に選んだのは友人と行ったことのあるバリ島でした。窮屈な生活を離れ、一人を満喫するつもりだったのですが、マニラを経由してから機内の日本人が極端に減ると、これまで経験したことのない不安に包まれました。空間の狭さとか、身体が自由にならないことが精神的にかなりの負担となり、風邪で熱を出した時のように体調が悪くなり、早くも一人旅を後悔しだしてしまいました。なんでこんなことしてるんだろう、って。こんなことになんの価値があるんだろう、って。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-11T20:00:00+09:00
初めての一人旅
初めての一人旅で経験のない土地を選ぶというのもハードルが高かったので、
行き先に選んだのは友人と行ったことのあるバリ島でした。
窮屈な生活を離れ、一人を満喫するつもりだったのですが、
マニラを経由してから機内の日本人が極端に減ると、これまで経験したことのない不安に包まれました。
空間の狭さとか、身体が自由にならないことが精神的にかなりの負担となり、
風邪で熱を出した時のように体調が悪くなり、早くも一人旅を後悔しだしてしまいました。
なんでこんなことしてるんだろう、って。
こんなことになんの価値があるんだろう、って。
顔面蒼白になりながらもなんとかバリ島に到着し、ホテルにチェックインしましたが、その後がまた大変でした。
寂しさから夕食に選んだのは日本食だったのですが、地図を頼りに細い路地を入ると人気がなくなり、
薄暗いレストランで一人食べる日本食とは名ばかりの国籍不明の料理は、余計に寂しさを掻き立てたのです。
シャワーを浴びるのもバスルームの狭さが圧迫感となり、カーテンを閉められず、
自分がこんなに弱虫だったことが情けなくなりました。
次の日からも気持ちは変わらず、外出する意欲もなく、
食事以外はホテルのプールで本を読んで過ごすことが日課となりました。
そんな毎日を過ごしていた滞在3日目、この旅で初めて日本人を見かけました。
日本語を話したくてしかたなくなり、「こんにちは」が口の中でもごもごと動いてはいるのですが、
その日本人は若い女性だったため、受け取られ方が気になり結局話しかけることはできませんでした。
言葉を話せないこと、目の前の人と意思を通わせることができないことは、
思いのほかストレスとなることを知りました。
こんな風にして、初めて楽しくない海外旅行を経験することとなったのですが、
この時の気持ちを今から思うと、読んでいた本の影響が大きかったと思います。
こんな状況でシリアスな本を読むと、主人公に同化し過ぎ、本の中で生きてることになるからです。
この時の教訓は、旅に持参する本は選ばなければならない、ということでした。
(・・・続く)
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旅をするということ (2)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-10
旅のきっかけ生来のものぐさ者で加えて短気な性格なため、面倒くさいことが大嫌いです。ですから、新婚旅行だって海外には行かなかったのに、仕事関係の団体旅行に行ったのがきっかけとなり、その後何回か友人とパック旅行をこなすと、すぐに自分が自由に時間を使える旅がしたくて仕方なくなりました。行きたいところを自由に選び、自分で移動し、スケジュールに縛られずに好きなことする旅。そうすることでちょっとしたトラブルに巻き込まれることになっても、それを解決していくことは、それまで劣等感の塊だったような自分にもできることがあることが実感となり、そのことは経験したことのない快感となりました。でも、楽しい旅もずっと続くことはありませんでした。何故かというと、友人すべてがこんな旅が他のどんなことよりも優先すべき特別なイベントだとは考えていなかったからです。数回付き合うことは楽しくても、毎年恒例としてずっとこの気持ちを持ち続けることは、普通じゃないと分かったのです。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-10T20:00:00+09:00
旅のきっかけ
生来のものぐさ者で加えて短気な性格なため、面倒くさいことが大嫌いです。
ですから、新婚旅行だって海外には行かなかったのに、仕事関係の団体旅行に行ったのがきっかけとなり、
その後何回か友人とパック旅行をこなすと、すぐに自分が自由に時間を使える旅がしたくて仕方なくなりました。
行きたいところを自由に選び、自分で移動し、スケジュールに縛られずに好きなことする旅。
そうすることでちょっとしたトラブルに巻き込まれることになっても、
それを解決していくことは、それまで劣等感の塊だったような自分にもできることがあることが実感となり、
そのことは経験したことのない快感となりました。
でも、楽しい旅もずっと続くことはありませんでした。
何故かというと、
友人すべてがこんな旅が他のどんなことよりも優先すべき特別なイベントだとは考えていなかったからです。
数回付き合うことは楽しくても、毎年恒例としてずっとこの気持ちを持ち続けることは、普通じゃないと分かったのです。
だからといって、私は旅を諦めることはまったく頭にありませんでした。
グループがだめなら一人で行くだけです。
今から思うと、当時、語学が堪能でもない、どちらかというと不得手な私が、
一人で海外にでかけることはそれなりの覚悟を必要とする筈なのですが、
悩んだ記憶はまったくありません。
知らない所で何かが待っていると思うと楽しくてしかたなかったのです。
ひとつのことに夢中になると、その大変さを考える事無く決断できるということは、
ひとつの才能とも取れなくはありません。
始まってから後悔することになっても、です。
そして、ここで海外旅行を止めてしまうと、もう二度と海外に行くことは無いだろうという思いと、
家族や友人に一人ではできないと思われることが悔しいと思う変に見栄っ張りな性格が、
旅の原動力となっていたような気がします。
(・・・続く)
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旅をするということ (1)
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-09
このところブログ更新に気力を保てず、放置状態が続いているのですが、以前から一度書いておきたいと思っていたことがあります。それは「旅」についてのことです。もちろん、自分のためにまとめて見るだけのもので、読んだ人に同意を得ようというものではありません。ずいぶんと長くなるので、何回かに分けて掲載しようと思います。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-09T20:00:00+09:00
このところブログ更新に気力を保てず、放置状態が続いているのですが、
以前から一度書いておきたいと思っていたことがあります。
それは「旅」についてのことです。
もちろん、自分のためにまとめて見るだけのもので、読んだ人に同意を得ようというものではありません。
ずいぶんと長くなるので、何回かに分けて掲載しようと思います。
旅をするということ
昔と比べて海外旅行が格段に安くなったとは言え、それでも贅沢な遊びであることに違いはなく、
特に裕福でもない私が、自由になる限りあるお金を何故旅に費やしてしまうのか?
そして、最初の頃のような不安は無くなったものの、
やはり国内旅行とは比べものにならない程の心配ごとや煩わしさがあるのに、何故でかけてしまうのか?
ということは、以前から気にはなっていたのですが、特に考えることはしてきませんでした。
旅は若い頃から好きだったのですが、初海外を終えてからはその虜となり、
一年の内に何度もは行けないもどかしさを埋めるために旅の本を貪り読みました。
その中に、バックパッカーのバイブルとも言える沢木耕太郎さんの『深夜特急』があったのですが、
今年、この旅にまつわる話をまとめたエッセーが『旅する力』として文庫化され、本屋で私の目にとまりました。
これまで答えを出そうなどとは思いもよらなかった、
「旅とは何か、なぜ人は旅へと駆り立てられるのか?」との疑問に接近ができるような気がして手に取りました。
(※『深夜特急』は超有名な本ですから説明不要とも思いますが敢えてしてしまうと、
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、バスだけを使ってユーラシア大陸を横断した旅の記録です。
その後、「進め!電波少年」で猿岩石がしたヒッチハイクの旅のベースとなり、
時を同じくして1996年から98年まで1年1話、3年がかりで大沢たかおさん主役でドラマ化されましたが、
このドラマのDVDは今なお売れ続けているそうです。)
さて、エッセーに話を戻すと、まず思ったことは、「そうか、旅には力が必要なのか。」ということでした。
そんなこと夢にも思ったことはありませんでした。
そして、冒頭にはこんなことが書いてありました。
旅とは、≪家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト≫。
大槻文彦氏の『大言海』での定義の引用ですが、
「旅」がよく「人生」に例えられることが分かるような気になる言葉です。
特に、「途中ニアルコト」が私の旅心にしっかりと食い込みました。
そう、私も今、何かの途中にあるのです。
いつも、頭の中なのか、心というものの中なのか、得体の知れない隙間があり、
それを埋めたい思いにこれまで多くの時間を費やしてきました。
それが生きているということなのかもしれませんが。
(・・・続く)
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春よ
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2012-01-01
皆さんにとって、この一年が良い年となりますように。
サムイ Ⅴ
kazn
2012-01-01T05:00:00+09:00
皆さんにとって、この一年が良い年となりますように。
春よ、希望をください。
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BAKUBUN
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-12-23
サムイを気に入った理由はいくつかあるのですが、いくつかのうちのひとつがここの景色です。島の北、ボプットの街外れの空き地にみごとな曲がり具合の椰子の木がありました。木陰には気持ちのいい海風が吹き、海の向こうにはパンガン島が見えます。白い雲の下、日差しの強さで海は青くなったり、エメラルドグリーンに輝いたりします。ひとり旅のときは、ここに来てボ~っとするのが日課になっていました。ところがあるとき、この空き地は柵で囲まれ、その後ローカル度のほぼ無いレストラン(というよりカフェ)が建てられました。とても悔しくて、ここに寄ることはなかったのですが、今年はドライブの途中の休憩に利用させていただきました。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-12-23T23:17:15+09:00
サムイを気に入った理由はいくつかあるのですが、いくつかのうちのひとつがここの景色です。
島の北、ボプットの街外れの空き地にみごとな曲がり具合の椰子の木がありました。
木陰には気持ちのいい海風が吹き、海の向こうにはパンガン島が見えます。
白い雲の下、日差しの強さで海は青くなったり、エメラルドグリーンに輝いたりします。
ひとり旅のときは、ここに来てボ~っとするのが日課になっていました。
ところがあるとき、この空き地は柵で囲まれ、
その後ローカル度のほぼ無いレストラン(というよりカフェ)が建てられました。
とても悔しくて、ここに寄ることはなかったのですが、
今年はドライブの途中の休憩に利用させていただきました。
パンガンを見渡せる海辺に席を取ったのですが、
先客のグラスがそのままでいくら待っても片付ける気配がありません。
片付けをお願いに行って、一緒にお願いしたメニューはすぐ持ってきてくれましたが、
今度はオーダーを取りに来てくれません。
再び店員さんのいるカウンターに行って2組の先客の長~いお話が終わるのを待ち飲み物をお願いし、
席に戻ったのですが、今度はいくら待っても飲み物が運ばれてきません。
またカウンターに行き、まだですか~?って言ってしまったのですが、
タイの時間の流れにまだ乗れてない自分を恥じてしまいました。
飲み物が出てくるまでに1時間かかったって、いいですよね。
カウンターでお相手していただいたのはタイの女性だったのですが、
その後ろから、別の女性が 「ごめんなさいね、、、遅くなって、、、」と日本語で話しかけてくださいました。
「、、、」の後には、タイではこれが普通の対応なんですよ・・・って言葉が飲み込まれたみたいでした。
恐ろしく回転率の悪い飲食店ですが、タイ時間に慣れるためには経験が必要な店です。
椰子の木はほとんど空き地のときのままですし、広場には芝が張られました。
これまでは敵対視していたのですが、これからは寄ってみたい店となりました。
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Morning Glory
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-12-06
チャウエンの反対側にあるナトンはサムイのビジネスや行政の中心地で、本土からのフェリーが着く港があります。現地の人達を見るのが好きなのですが、ここに集まる旅人を見るのも好きです。でかいリュックを背負った、絵に描いたようなバックパッカーが今なお健在です。一人旅がたまらなく寂しくなったときに、よくここに来て旅人を見ていました。旅は楽しいんだ、って思える場所です。昔、港の駐車場にバイクを停めて、食事をしたとき、バイクの荷物入れに財布を置いたままにしたことに、支払いの時に気付き、食い逃げじゃないから財布を取りに行かせてくれぇ~ぃ。と説明するのに冷や汗かいたのを思い出しました。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-12-06T20:22:00+09:00
チャウエンの反対側にあるナトンはサムイのビジネスや行政の中心地で、
本土からのフェリーが着く港があります。
現地の人達を見るのが好きなのですが、ここに集まる旅人を見るのも好きです。
でかいリュックを背負った、絵に描いたようなバックパッカーが今なお健在です。
一人旅がたまらなく寂しくなったときに、よくここに来て旅人を見ていました。
旅は楽しいんだ、って思える場所です。
昔、港の駐車場にバイクを停めて、食事をしたとき、
バイクの荷物入れに財布を置いたままにしたことに、支払いの時に気付き、
食い逃げじゃないから財布を取りに行かせてくれぇ~ぃ。
と説明するのに冷や汗かいたのを思い出しました。
ナトンの先のダンプが止まってしまうくらいに急な坂道を上って、
それからジェットコースターのように下って少し先の村に、
昨年サムイ№1食堂に輝いた『バンポー・シーフード』があります。
タイ語は読めないし、英語は小さいし、で運転しながらだと見逃してしまうのですが、
サメの絵が描いてあるのが手がかりとなっていました。
、、、が、オーナーが変わったらしく、サメが消えてしまいました。
もしかしたら、店名も変わっていたのかもしれません。
今回は、この辺だけど~、とキョロキョロしてたら、
「たぶん、ここ。」とD君が発見してくれました。
入り口の雰囲気を覚えていたとのことですが、言葉で説明できるような特徴はありません。
食事はいつもローカル食堂で、注文する料理もいつも一緒です。
私は、イカのニンニクしょうが焼き。
Mさんは、空芯菜の炒め物。
Dくんは、トムヤムクン。
Kちゃんは、、、忘れた。
〆はみんなで焼き飯です。
イカに入っている唐辛子は、赤くてとても存在感があるからいいのですが、
空芯菜に入っている唐辛子は、緑色で空芯菜と同化しています。
なにも考えずにパクつくととんでもない目に会います。
〆の焼き飯は、4人で食べるから「big size」をお願いしたのですが、
何人前なのかも、どれくらいが普通サイズなのかも分からない量が出てきました。
運ばれてきたときには、4人が揃って「どっへ~っ!」て声が出たのですが、
食べだすと、米一粒残らず平らげてしまいました。
安くて美味しく、オーナー変わっても№1確定、不動の地位を築きそうな現地食堂です。
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岬のパゴタ
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-11-06
今日の天気は曇りがちなので、離れ島には渡らず、島内一周ドライブに出かけることにしました。ホテルまでレンタカーを届けてもらったのですが、免許証の提示も書類の記入も不要でした。去年も借りたから、今年はいいのかな、、、と思った程度だったのですが、ちょっと不自然です。車はかなりの年式でガタがきているのはそれほど気にならないのですが、小銭が散らばっていたり、中の雰囲気から想像すると、たぶん、、、レンタカーでなく、自家用車のようです。おまけに、燃料がほとんど入って無い、、、。ま、去年がまとも過ぎた、ということで気にせず出発します。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-11-06T09:11:59+09:00
今日の天気は曇りがちなので、離れ島には渡らず、島内一周ドライブに出かけることにしました。
ホテルまでレンタカーを届けてもらったのですが、免許証の提示も書類の記入も不要でした。
去年も借りたから、今年はいいのかな、、、と思った程度だったのですが、ちょっと不自然です。
車はかなりの年式でガタがきているのはそれほど気にならないのですが、
小銭が散らばっていたり、中の雰囲気から想像すると、たぶん、、、
レンタカーでなく、自家用車のようです。
おまけに、燃料がほとんど入って無い、、、。
ま、去年がまとも過ぎた、ということで気にせず出発します。
タイに来ていつも思うことは、
日本にはそんなに必要の無いこと、あれば便利だけど、無くてもどうってことないモノが溢れていること。
というか、そんなモノばかりだということ。
ムダなことが必要なこともあるし、
人それぞれ必要なモノは違うし、
モノを大切に、と道徳心を説くようなつもりはまったく無いのだけれど、
そんなモノに囲まれた生活は、身体だけではなく、気持ちまで重くなる。
だから、捨てる。
いろんなモノを捨てる。
時には、必要なモノを捨てることだっていいかもしれない。
写真は、サムイ一周のときは必ず立ち寄るソー岬パゴタ。
海の神様(仏様?)がお祀りしてあります。
ちなみに、近くにお供えもの(花とか・・・)を売っているのですが、
お供えをした人が帰ると、売店のオバチャンはお供え物を回収し、再びそれを売ります。
ひとつの花で3日は商売できます。
この使用済みのロウソクも売るのかも知れません。
お祈りに必要なのは、花でなくて、気持ちですから、これでいいのだと思います。
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秋の蚊
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-28
何事も順調に進み、悩みもなく、テレビ見て笑ってる。でも、なにか、少し違ってる。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-28T23:18:06+09:00
何事も順調に進み、
悩みもなく、
テレビ見て笑ってる。
でも、
なにか、
少し違ってる。
そう、順調な時ほど要注意。
進行方向がずれててても気づかないから。
足が冷たくなる季節なのに、蚊が飛んでる。
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相変わらず早朝散歩
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-17
サムイのお楽しみは、相変わらずの早朝散歩。天気は相変わらずの曇り空です。でも、雲が薄いから、もしかすると、晴れてくれるかな、、、と少しだけ期待をしながら空を見上げます。幸せな時間です。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-17T19:28:05+09:00
サムイのお楽しみは、相変わらずの早朝散歩。
天気は相変わらずの曇り空です。
でも、雲が薄いから、もしかすると、晴れてくれるかな、、、
と少しだけ期待をしながら空を見上げます。
幸せな時間です。
今回の散歩で、深刻な問題が発生しました。
トップス・マーケットの駐車場にあった公衆便所が閉鎖されました。
気合でなんとかなることもあれば、なんとかならないことだってあります。
これで、散歩中にそういうことになると、
最寄のホテルかレストランに駆け込まなければならなくなりました。
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Loy Krathong
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-14
「サムイⅤ」としながらサムイの話がまったく出てこないのは、忘れてしまったからではありません。シリーズもⅤともなると、以前書いた話ばかりで、おまけに初めの頃の方が気合が入っているので、それより面白い記事が書けないからです。それでもめげずに、今回はサムイのお話です。でも、特別な出来事があった訳ではありません。2年前に一度だけしか書いてないイベント、Loy Krathong・・・忘れましたよね?夜空に舞い上がるハピー・バルーンです。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-14T22:14:56+09:00
「サムイⅤ」としながらサムイの話がまったく出てこないのは、忘れてしまったからではありません。
シリーズもⅤともなると、以前書いた話ばかりで、
おまけに初めの頃の方が気合が入っているので、それより面白い記事が書けないからです。
それでもめげずに、今回はサムイのお話です。
でも、特別な出来事があった訳ではありません。
2年前に一度だけしか書いてないイベント、Loy Krathong・・・忘れましたよね?
夜空に舞い上がるハピー・バルーンです。
いつものとおり、浜辺のまったりバー Ark Bar でビール片手に寝転がりながら夜空を見上げていると、
パラパラと飛んでいくのが普通なのですが、今年は大量に上がりました。
Ark Bar のお客さんは、誕生日のお祝いだったようです。
このランタンみたいに、風に吹かれるままにフワフワと空を漂ってみたいものです。
本場チェンマイの Loy Krathong は、私の「いつか自分の目で見てやるぞリスト」に掲載してあります。
タイの洪水が早く治まるよう、お祈りいたします。
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海の見える裏庭
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-12
私の家の近所の高台に、海を見下ろす素敵な裏庭のある旧家があります。ここに認知症のおじいちゃんがいて、一日中ここで海を見ています。このおじいちゃん、先日この崖から落ちて怪我をされたそうです。幸いにも (???) 2mほどの低いところから落ちたので大きな怪我にはならなかったようです。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-12T19:36:52+09:00
私の家の近所の高台に、海を見下ろす素敵な裏庭のある旧家があります。
ここに認知症のおじいちゃんがいて、一日中ここで海を見ています。
このおじいちゃん、先日この崖から落ちて怪我をされたそうです。
幸いにも (???) 2mほどの低いところから落ちたので大きな怪我にはならなかったようです。
この前を通りかかったら、息子さんが柵の補強をされていたので、様子を見てきました。
ちょうど、おじいちゃんもいて、相変わらず海を見ていたのですが、
自己紹介(何度会っても自己紹介が必要です)をすると、父親はどうしてるかお尋ねになりました。
父は亡くなったことを告げると、暫く見てなかったからどうしてるか心配してたとのこと。
・・・ありがとうございます。
息子さんが言うには、
おじいちゃんの頭の中では、もうほとんどいなくなった同世代の知人全員が健在なのですが、
どうも、新しい記憶から順に消えていってるようです。
これから、記憶はどんどん若くなっていくのですが、
間もなくここの景色の中に、麦わら帽子をかぶり、釣竿を持った少年の姿が見えるのだと思います。
まるでタイムマシンのような裏庭です。
毎日ここから離れられないはずです。
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・・・where the horizon's almost reachable
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-10
明日から一月ばかり旅に出てきます。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-10T10:15:37+09:00
明日から一月ばかり旅に出てきます。
・・・と、1度でいいから言ってみたい。
えぇ、明日もいつもどおり仕事です。
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梅香力
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-06
今日の読売新聞の編集手帳に、曹洞宗の開祖、道元の言葉が引用されていました。風が吹く。雪が降る。季節がめぐる・・・すべては梅の花の功徳であると説いています。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-06T19:26:02+09:00
今日の読売新聞の編集手帳に、曹洞宗の開祖、道元の言葉が引用されていました。
風が吹く。
雪が降る。
季節がめぐる・・・
すべては梅の花の功徳であると説いています。
梅の花でも、桃の花でも、桜の花でも、何でもいいのですが、
素晴らしいのは、季節がめぐるということです。
辛いことも、悲しいことも、全て季節がめぐることで和らげてくれます。
花が咲かなくても、それだけで十分です。
今年も、間もなく雪の季節がやってきます。
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秋の気配
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-10-02
昨日まで半そでTシャツで過ごしていたのに、今日はずいぶんと肌寒くなりました。だから、家で映画を観ていたら一日が過ぎてしまいました。生活パターンも一気に秋化です。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-10-02T18:51:43+09:00
昨日まで半そでTシャツで過ごしていたのに、今日はずいぶんと肌寒くなりました。
だから、家で映画を観ていたら一日が過ぎてしまいました。
生活パターンも一気に秋化です。
環境順応が早いと言えばなにやら良く聞こえるのですが、
ま、単純なだけです。
でも、
目の前には秋の空が広がっていても、頭の中はいまだサムイの景色が渦巻いています。
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新鳥乃
https://von-voyages-81.blog.ss-blog.jp/2011-09-28
光速を超えるニュートリノが観測されたらしい。アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。・・・らしい。。。
サムイ Ⅴ
kazn
2011-09-28T19:35:15+09:00
光速を超えるニュートリノが観測されたらしい。
アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、
その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。
・・・らしい。。。
昔夢中で読んだSFの中だけの出来事、タイムトラベルも現実味を帯びてくるのだけれど、、、
小説のことならまだ興味はあるけど、話が物理の領域に及ぶと理解をしようとする意欲は皆無。
光速を超える飛行機があれば、あっという間にサムイに着くと考えるのはまだしも、
皮は塩味で、パリパリになるまで焼くのがいいなぁ、、、
と想像する今日この頃でありました。
写真は、物理学の世界とは対極にある、チャウエンの昼下がりでした。
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