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1971年のPink Floyd [音楽]

08.12.13_雪だるま.jpg

Meddle・・・雪だるま3日で消滅

今ではもう死語ではないかという気がしないでもない、「プログレッシブ・ロック」。
1960年代後半のイギリスに現れ、1970年代前半に商業的、音楽的なピークを迎えました。
言葉の意味どおり、ロックというジャンルにとらわれることなく、他ジャンルの影響を反映した、
前衛的あるいは先進的・実験的な音楽を意味するのですが、
日本でこの言葉が最初に使われたのは、
1970年にリリースされたPink Floydのアルバム『原子心母/Atom Heart Mother』でした。

Pink Floydは、1967年に『夜明けの口笛吹き/The Piper At The Gates Of Dawn』でデビューしたのですが、
初期は、ドラッグ中毒、奇行で名を馳せたシド・バレットのワンマン・バンドでした。
1968年に彼が脱退することで、作風がガラリと変わり、
独創的でドラマチック、音楽でありながら文学的印象を与える作品を次々に発表しました。

Atom Heart Mother.jpgMeddle.jpg

前出の『原子心母』で全英1位を獲得し、翌1971年には『おせっかい/Meddle』をリリース。
それなりに売れたのですが、残念ながら、名盤と呼ばれる作品とはなりませんでした。
1973年にとてつもない名作中の名作、『狂気/The Dark Side Of The Moon』を生み出す、
準備期間の年だったようです。
このアルバム、全英では2位、全米では、1,500万枚を売上げ1位を記録しました。
この作品に、
1975年の『炎~あなたがここにいてほしい/Wish You Were Here 』と、
1979年の『ザ・ウォール/The Wall』を加えた3作品が彼らの歴史的名盤です。

Dark Side Of The Moon.jpgWish You Were Here.jpg

グループだけでなく、ソロ活動でも多くの作品を残したそれぞれのメンバーですが、
個人的には、オリジナル・メンバーのリチャード・ライトがソロで、1978年にリリースした
『ウェット・ドリーム/Wet Dream』が最高傑作だと勝手に思っています。
(一般的な評価はかなり低いです、、、。)
グループでは、とてつもない傑作を発表し続けましたが、
ソロでは期待に応えられず、聴いてガックリの駄作が多いのもご愛嬌です。
Pink Floydで存在感チョイ薄のリック、今年の9月15日に癌のため他界されました。

The Wall.jpgWet Dream.jpg


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