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移住 [世界三面記事]

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今日は、MSNのコラムに目が止まったのでその転載です。
アメリカはそんなに行きたいと思う国ではないのですが、
ヨーロッパからの移住に始まり、西部開拓の後、宇宙に飛び出した、
彼らの国民性は尊敬に値するものであると思います。
(USSエンタープライズ号のカーク船長が私の中の典型的米国人です。)

【外信コラム】ポトマック通信 米国人の引っ越し
2009.1.16 03:17
仲のいい米国人家族が昨年末、引っ越した。
首都ワシントン近郊からコロラド州デンバーへ。
晴れた朝、見送りにいった。
家の前のミニバンに、たくさんの荷物が積み込まれ、
あふれたかばんや自転車が、後部に連結された荷台に縛り付けてある。
約1700マイル(2720キロ)の道のり。
「ペンシルベニア、オハイオ、ミズーリ…5日かけていくのさ」と夫のダンさん。
夫人と、息子3人が最後の出発準備をしていた。
飛行機の旅が定着した今も、車は米国人にとり昔の馬車と同じ長距離移動の手段だ。

政府機関に勤めるダンさんの転勤は初めてではないが、初めてのことが今回起きた。
転居の度に家を買い替えてきたが、
ワシントンの自宅には「フォーセール」の看板がかかったままだ。
「この家が売れるまで、買えないよ。仕方ないからデンバーでは借家に住む」とダンさん。
多くの米国人同様、「家」とは何度でも買うモノであった。

よりよい仕事と生活を求め、広い国土を頻繁に移動するのが米国人のライフスタイル。
だが、サブプライム問題を契機に、
住宅は売れ残り、ローンの借り換えもできなくなり、転職を断念する人も増えている。

「さあ、時間だ」。
ダンさんが号令をかけ、一家は友人らと別れの抱擁をして、バンに乗り込んだ。
プウァ~ン。クラクションとともにバンは西へと向かった。
手を振る私は、古い映画のワンシーンの中にいるような気がした。
(渡辺浩生)


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(今日の写真は、ルート66の観光サイトから拝借しました。)

日本人は、小さな島国の中での一箇所定住型農耕民族ですから、
米国の移住型狩猟民族の生活ってのが、なかなか理解できないかもしれません。
でも、たびの行き先を選んでいると、
「半島の先っぽ」とか、「島」に惹かれるのは、彼らとの共通点があるからかもしれません。
引越しばかりだと、荷物整理が大変ですが、
私の理想である、必要最小限の物しか持たない生活ができるような気がします。


タグ:アメリカ
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コメント 2

pawpaw

引っ越しの度に家を買い換えているのですね!びっくり。
5日間かけて移動というのもすごい。
さすがアメリカ、スケールが違いますね。
by pawpaw (2009-01-20 21:29) 

kazn

今日は誰もがオバマ新大統領就任演説のニュースを目にしたはず。
熱狂する250万人を見て、文化の違い、思想の違いを感じたことと思います。
by kazn (2009-01-21 23:25) 

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