いくらお気に入りでも生活はちょっと、、、できない。 [2時間でできる旅]
先日、地上波初登場で「ターミナル」という映画が放送されました。
2004年、米国作品。監督は、言わずと知れた巨匠スティーヴン・スピルバーグです。
空港で暮らしつづけた男性の実話を基に作られたとのことですが、
ほとんどのエピソードは現実には起こらないようなことばかり。
でも2時間十分楽しめました。
ストーリーは・・・
東欧の国クラコウジアから訪米し、
ニューヨークのJFケネディ空港に降り立ったヴィクターは、入国を拒否されます。
彼が機上の人となつている間に祖国でクーデターが起き、国が消滅してしまったために、
パスポートが無効になってしまったのです。
アメリカ入国も祖国への帰国もできずに、
そのどちらでもない空港という不思議な空間での生活を余儀なくされました。
ガイドではヒューマン・ドラマとのことですが、
目的達成までのエピソードの陳腐さはファンタジーとも分類できそうな内容です。
でも、主演トム・ハンクスの人の善さでほのぼのとし、
キャサリン・ゼタ＝ジョーンズの美しさにうっとりできます。、、、が、
私の一番のお気に入りは、ラストの3分を除き、2時間全てが空港の中の出来事だということ。
ですから、場面は空港しか出てきません。
空港好きにはこたえられません。最高の設定です。
言葉が通じなかったり、入国審査の緊張感は、まるで我が身を見ているかのようです。
ストーリーなんてどうだってかまいません。
2時間トラブル交じりの旅の雰囲気を堪能できる、素晴らしい映画でした。
また空港に行きたくなってしまいました。
写真は、映画とは関係のない、バンコク・スワンナブーム国際空港です。
はじめまして
こんな映画は少ないですよね。
舞台が一箇所だけって作品は、昔の三谷幸喜が好きな演出方法ですよね。
ってか、どの記事も結構自分の意見が入っていて面白く読ませてもらいました。
またよらせてもらいますね。
お勧めの映画などありましたら、ご紹介ください（＾＾）
by mirai (2010-07-03 22:33)