วัดอรุณราชวราราม ราชวรมหาวิหาร [バンコク]
泥の川、チャオプラヤーの景色
川ってのは、透明な水が流れているもんだと思ってました。
泥色の川を初めて直接見たのは、ベトナム上空から見た大河メコンの流れ。
手が届く距離で見たのは、10年前のこのチャオプラヤー川です。
最初は汚い、と感じたのですが、泥は汚れではないことをやっと理解できました。
サトーン桟橋から乗船してすぐは、高級ホテルが続きます。
シャングリ・ラ、ジ・オリエンタル、シェラトンなんかが威容を誇っています。
その区域を過ぎると昨日アップした庶民の住宅なんかが見られるのですが、
一番好きなのはワット・アルン(暁の寺)です。
三島由紀夫の小説の舞台にもなった寺です。
このお寺の仏塔は79mもあるらしいのですが、一面陶器の破片が埋め込まれています。
陽射しを反射し輝く姿や、夕闇の迫るころのシルエットがとても美しいお寺です。
ここは川の横断だけをするクロスリバー・フェリーが運航されていますが、
バンコク側の乗り場はとても分り難いところにあります。
ここに限らず、路地を抜けたり、いろんな建物のわずかな隙間を通るようなところばかりです。
降りることはできますが、乗るときは、ちょっとやそっとでは分りません。
チャオプラヤー・エクスプレスもところによっては川を横断するところがあるのですが、
横断中にこいつに遭遇すると川の中で渋滞が起こります。
巨大運搬船です。
鯨のようなデカイ船が5隻も6隻も7隻もつながれて小さなパイロット船が曳航しています。
どこから来たのか分りませんが、乗員は船の上で生活しているようです。
洗濯物がはためいたりしています。
川岸で泳いでいる子どもがいましたが、流されたら絶対見つからないと思います。
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