1971年のLed Zeppelin [宙さん昔話]
Led Zeppelin Ⅳ
1969年1月12日、米国でデビューアルバム『Led Zeppelin Ⅰ』をリリース。全米10位。
その後3月28日には英国でも発売し、破竹の快進撃。全英6位を記録。
一気にスターダムにのし上がり、ブリティッシュ・ハードロックの超巨星が誕生しました。
1969年10月22日に発表されたセカンドアルバム『Led Zeppelin Ⅱ』は、
ビートルズの名盤『アビーロード』を蹴落とし、英米共に7週連続1位を記録。
1970年10月5日発売のサードアルバム『Led Zeppelin Ⅲ』も英米共に1位となり、
メロディー・メーカー紙の人気投票でもビートルズを破りベストグループ1位となりました。
翌、1971年11月8日に、ロック界の金字塔とも言える『Led Zeppelin Ⅳ』を発表しました。
このアルバムの邦題は便宜上付けられたもので、
正式なタイトル名は付けられていない無題のアルバムです。
レコード版では内袋に記された名曲「天国への階段」 の歌詞と収録曲の曲名以外に、
ジャケットには一切の文字情報が記されていません。
ここに記されたメンバー四人のシンボルマークから通称「フォー・シンボルズ」と呼ばれています。
メッセージ性は持たず、ただひたすらハードに、でもときどきはメロディアスに、
世界中のファンを痺れさせたこのアルバム、米国だけでも2,320万枚を売り上げたようです。
Side one
1. "Black Dog" Jimmy Page, Robert Plant, John Paul Jones 4:57
2. "Rock and Roll" Page, Plant, Jones, John Bonham 3:40
3. "The Battle of Evermore" Page, Plant 5:52
4. "Stairway to Heaven" Page, Plant 8:00
Side two
1. "Misty Mountain Hop" Page, Plant, Jones 4:38
2. "Four Sticks" Page, Plant 4:46
3. "Going to California" Page, Plant 3:31
4. "When the Levee Breaks" Page, Plant, Jones, Bonham, Memphis Minnie 7:07
この後も出すアルバムはことごとくヒットし、超別格のスーパーグループとなりました。
が、1980年9月24日のドラマーのジョン・ボーナムのサスガな事故死によって、
同年12月4日に解散を表明しました。
ジョン・レノンの死亡4日前の出来事でした。
解散後、ジョン・ボーナムの息子であるジェイソン・ボーナムを加えたりして、
何度か再結成のステージを披露しましたが、
中でも、2007年12月10日、ロンドンのO2アリーナで行われたライブは別格でした。
アンコールを含め約2時間の演奏をしましたが、世界50ヶ国以上から彼等のファンが訪れ、
インターネットを経由してチケットの購入登録を済ませた約2500万人の応募者から、
抽選で約2万人の観客が選ばれました。
観客の中にはチャリティーオークションに出品された1枚のペアチケットに、
8万3000ポンド（約1900万円）もの値をつけ、購入した者が居たことでも話題となりました。
私など、観られる訳はありませんが、このニュースを聞いただけでもドキドキしました。
未だにZeppelinを越えるハード・グルーヴィング・ロックバンドは登場していません。
ずーっと、レッド・ツェッペリンはRedなZeppelinなんだと思ってました…。（恥）
それにしても2500万人中の2万人ってすごい確率ですね(＾＾;
ハードロックは聞かないのですが、Zeppelin聞いてみたくなりました。
by pawpaw (2008-12-11 21:25)
ジェフ・ベックのレコーディングにたまたま集まったメンバーが意気投合し、このメンバーでグループを結成しようか、って話になったときに、
自分たちが抜けたら、それぞれが既に加入しているグループは鉛の飛行船みたいに急降下だね。
ってことから、Lead Zeppelin⇒Led Zeppelinとなったそうな。
Ⅳの収録曲『天国への階段』はもちろん名曲ですが、
Ⅲの『Since I've Been Loving You』も負けず劣らずです。
by kazn (2008-12-11 22:42)