1971年のKing Crimson [音楽]
In The Court Of The Crimson King
1971年が特別な年だったことを書こうと思い始めたシリーズですが、
書いている本人が飽きてきたので、読んでる方はそれ以上に面白くない、と思うのですが、
どうしても書いておかないといけないグループがあります。
それは、King Crimsonなのです。
Pink Floyd~ELP~YESとプログレ続きとなったのですが、
これにKing Crimsonを加え、当時のプログレ4巨頭となります。
私は特にプログレ・ファンということでもないのですが、
ビートルズ亡き後、世界のロック界を引っ張っり、方向性を示すのに、
ブリティシュ・ハードとプログレは大きな働きをしたことは否めない事実です。
さて、King Crimsonですが、話の流れの1971年には名盤をリリースしていません。
1968年に天才ロバート・フリップをリーダーとして結成され、
翌年に『クリムゾン・キングの宮殿』でデビュー。
他のグループは、自分たちの進む方向を手探りしながら活動していたというのに、
いきなりの大ブレイクです。
デビューにしてピークを迎えた、幸運なのか不幸なのか不思議なグループです。
(ジャケット写真小さめにしときました。)
私は、このデビュー当時は小学生でしたから状況を知る由も無いのですが、
後年、この名盤の存在を知り、手に入れました。
まず、ジャケット・デザインでビックリ。
針を落として、A面1曲目のイントロでさらにビックリです。
名曲『21世紀の精神異常者』なのですが、「独創的」とは彼らのためにある言葉となりました。
ジャケットのおぞましさと、この曲名ですから、
さぞかしおどろおどろしいアルバムと想像されるかもしれませんが、
ハードにして美メロ、他の曲もメロディアスでとても美しい曲ばかりです。
『21世紀の・・・』が無ければ、ヒーリング音楽としても通用しそうです。
この印象的なジャケットを手掛けたのは、画家のバリー・ゴッドバーで、
鏡を覗きながら描かれた自身の自画像を発展させたもの、だとのことです。
さて、問題の1971年がどうだったかということですが、2作目以降は、
1970年『ポセイドンのめざめ/In The Wake Of Poseidon』
(この後ベースを担当していたグレッグ・レイクが脱退しELPを結成)
1970年『リザード/Lizard』
(イエスのジョン・アンダーソンがゲスト参加)
1971年『アイランド/Islands』
と続き、それなりに売りながら、今なお解散せずに活動しています。
でも、最初から頻繁にメンバーの入れ替えをしており、
作風としてはまったく別グループとなっています。
ま、当たり前ですよね、40年前のグループなんですから。
「健闘祈る」です。
P.S.どうでもいいようなことですが、私のプロフィールに使っている写真は、
彼らの1974年作品、『USA』のジャケット写真です。・・・そのうち変えますけど。
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