ナイロビの蜂 [2時間でできる旅]
今日もちょっと古くなった映画の紹介です。
これを流行遅れとも言いますが、いい物は手垢にまみれてさらに味が出ます。
2005年、英映画。
ブラジル人監督フェルナンド・メイレレスがジョン・ル・カレの同名小説を映画化しました。
予告編では夫婦間の愛情が前面に出されてますが、そんなストーリーを期待するとちょっとすれ違うかも、、、
と思います。
分類することが許されるのなら、間違いなく「社会派サスペンス」となります。
古い映画のストーリーを紹介しても仕方ないので今日も省略ですが、
じゃ、何書くのかと言うと、私の勝手な感想を書くのです。
面白いです。ドラマとして面白いです。
こういう書き方すると、どこか面白くないところがありそうなのですが、、、そのとおりです。
正確に書くと、「面白くない」というのではなく、分らないのです。
舞台がアフリカなのですから、
どんな所かということはオボロゲながらイメージして、そんなシーンが出てくるのですが、
なにせ、私、関西人。
関東の群馬や茨城や栃木の位置関係さえ不明瞭なのですから、
アフリカの風土、文化、経済の状況を理解して、映画のストーリーに重ね合わせることができないのです。
ですから、事件の信憑性、つまりそのことが現実として起こり得るのかどうか、
作り事にしか過ぎないのか、があやふやなままドラマが進んでしまうのです。
とりあえず、アフリカはこんな状況に置かれてるんだと思うことにしたのですが、現実感はありません。
サスペンスでは、これってちょっとよくありません。
新鮮だったのは、
アフリカは、欧米にはずっと近い位置(社会的・経済的影響力の上で)にあることが分ったことでした。
アフリカを見られただけでも価値がありました。
※ 美しいアフリカの大地の映像はこちら。
※ 不思議なアフリカの響きはこちら。
※ 個人的に好きなかったるい挿入曲。
間違いなく面白いです。
ジョン・ル・カレは1963年、「寒い国から帰ってきたスパイ」でデビューし、社会派のスタンスで多くのミステリーを世に問いました。好きな作家の一人です。
by mwainfo (2010-02-03 17:23)
ああ、これ、いい映画ですよね~
非常に、心に響きました。
もう一度、観たくなりました!
by cjlewis (2010-02-03 19:54)
見たい映画がどんどん増えちゃってます(^^;
いつかアフリカ行ってみたいなぁ...
by sak (2010-02-08 09:55)
ドラマとは変化である、なんて教えられてきましたが、
人物の成長とか、人と人が心を通わせるようになると、
感動を覚えるんですよね♪
このカテゴリ、大好きになっちゃいました☆
by gyaro (2010-02-08 13:12)
●mwainfoさん こんばんは
ラストシーンが気になります。
主人公がどんな気持ちだったのかが分らなかったのが残念です。
保存版入手せねばなりません。
●cjlewisさん こんばんは
書いてて私ももう一度観たくなりました。
●sakさん こんばんは
ほんと、アフリカって見てみたいです。
●gyaroさん こんばんは
コメント書いてると、やっぱラブストーリーかな、なんて思ってきました。
by kazn (2010-02-08 21:44)