外国人しかいない街 [バンコク]
ถนนข้าวสาร ・ Khaosan Road (2)
行き場所も決まっていて、おまけにもうすぐ日本に帰るというのに、なぜ私がここに来るかというと、
ここにたどり着いたり、これからどこかに旅立っていく旅人の姿を見ると元気が出るからです。
ひとり旅のあまりの寂しさにいやになった時に、ここでビールを飲みながら、旅人を眺めます。
道ゆく人誰もが「そろそろ行きますか」と声をかけてくれてるようです。
元来は安い旅行しかできなかったから、そのためのサービスが発達したのでしょうが、
最近は少し背景が違ってきたようです。
日本人バック・パッカーに限っての感想は、
どれだけ安上がりに旅ができるかが目的となったゲームを楽しんでいるようです。
ビンボー旅行での体験が本となって出版され、情報が溢れるようになりました。
するとこれがマニュアルとなり、同様の体験をするために旅に出る人たちが登場し出したのです。
まるで、ビンボー旅行がパック・ツアーの中のイベントとなったようです。
カオサンはビンボー旅行テーマパークと化してしまったのです。
変り行くカオサンが少し寂しいですが、そうならざるを得ないのであれば仕方ないことです。
どうであれ、ここはまだ旅人の聖地。旅好きの仲間がうろついています。
旅人しかいない不思議な街です。
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