バンコクの異次元空間『ラーメン亭』

※慣れましたか ? 写真と記事は関係ありません。

タイには回転寿司だけでなく、日本料理を食べられるチェーン店がいくつかあり、
日本人街、スクンヴット・ソイ33界隈は、日本と変らない居酒屋もたくさんあります。
私は、意地を張って日本食にはまず手を出すことはないのですが、
同行者の「どうしても」という要望があれば、喜んでお付き合いします。

ソイ33-1/3に『ラーメン亭』という店があります。
板場では法善寺横町の板さん的衣装を身にまとい、
ウェイトレスは紺の上下スーツから幅広の白いブラウスの襟が出ています。
(日本人から見るとチョっと変な服装感覚。タイから見た日本のイメージ ? )
注文は「チャーハンン、モヤ～シイタメ、ギョージャ」と日本語で板場に通されます。
カウンターではスポーツ新聞読んでいる仕事帰りの疲れたおっちゃん、
テーブルではマンガ雑誌を読んでいるおにいちゃん。
(客の日本人度70%、従業員の日本人度0%)
「３丁目の夕陽」的な雰囲気があり、現在の日本とは若干様子が違いますが、
ほとんど、日本中どこの街にもある、ごくフツーの中華料理店の風景です。、、、が

客の会話は、日本語とタイ語、時々英語が入り交じり、
従業員は北部農村地帯イサーンか、カンボジア、ミャンマーからの出稼ぎ者。
日本的接客マナーを無理やり押し付けられたぎごちなさがあり、不思議な空間です。
味は、、、まごうかたなき日本風中華料理。
私の住む町の周囲のほとんどの中華料理店の味を超えてしまってます。
ここはタイなんですから、もうちょっと味を外してもらった方が面白いのですが、
それは旅人の言うこと。
リピーターとなる居住者は、もちろん美味しい方がいいですよね。

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