午後6時の出来事 [バンコク]
短いスコールの後のルンピニー公園
この公園、元は王室の所有地でした。
ラマⅣ世が国内博覧会用地として整備を始めたのですが、王の死により計画はストップ。
この後市民に開放され公園となりました。総面積58万㎡という、とてつもない広さです。
南西の入口の高い台の上に王の銅像があり、シモジモを見下ろしています。
みどり豊かな公園で、散歩・ジョギングができるのはあたりまえなのですが、
テニス、バレー、セパタクローといろんな運動ができる市民憩いの場となっています。
そんな人たちを横目に、バンコク市民の振りをして散歩していた宙さん親子ですが、
途中チャイムのようなものが鳴ると同時に、
園内のところどころで警備にあたっていた警官の笛がケタタマシク鳴り響き、
周囲の景色が変わりました。
最初、何がどうなったのか理解できなかったのですが、
景色の変わった理由が、公園の中にいた大勢の市民が直立不動の姿勢をとったことだった、
と気付くのに時間は掛かりませんでした。(ジョギングの人も止まります。)
最初は、意味不明ながら、真似をする日本人観光客親子。なかなかニワカ市民をしています。
所有地を開放してくださった王族に敬意を表しているんだろうな、と想像できたのでした。
1分後再び警官の笛の音で魔法が解け、動けるようになったのですが、
『敬意』とは縁遠いところで生活している日本人のこと、少しだけ違和感です。
コメント 0