関さばと関あじ、岬さばと岬あじ。 [松山]
灯台まではまだ遠いのに、なんでこんな手前に駐車場があるかと言うと、自動車が通れないからです。
駐車場横の山の中腹に歩行者限定の山道(遊歩道できれい。)があって、ここを下っていきます。
帰りはもちろん登らないといけないのですが、
先に進むのがイヤになるので、そんなことはなるべく考えないようにします。
山をひとつ降りるとジェイソンの出そうな廃墟的キャンプ場があり、その先に展望台があります。
ここで灯台が目の前に見えるのですが、展望台というからには小高い丘になっておりまして、
丘に登ると、灯台まではまた下ることとなります。
アップダウンを何度か繰り返し、やっと灯台に到着します。
10時間近くかかって「四国再西端」の地に辿り着いたのですが、
日本国中いろんなところにある、この「最」と「端」を何故目指してしまうんでしょう?
駐車場からの所要時間は、展望台で景色を楽しんで30分くらいでした。
さて、私はノドグロ(過去記事のとおり)の次にサバ好きなのですが、
この豊後水道でとれる「関サバ」を一度食べてみたいと思っていました。
ここにそのサバが泳いでいます(見えないけど・・・)。
灯台の先の海が白く波立ち、海流がぶつかっているのがよく分ります。
音だって聞こえそうな勢いで、この狭い海域に小さな漁船がたくさん出漁していました。
灯台の手前の三崎漁港でこのサバを食べられるのですが、
「関」でなくて「岬」という言葉が使われてます???
どうも私が勘違いしていたようです。
まず漁場なのですが、豊後水道ではなくて、豊予海峡が正しいようです。
どう違うかというと、豊予海峡は佐田岬半島の先のことで、
豊後水道は豊予海峡を含んだ少し広い海域を意味しているのだと思います。
この豊予海峡は、北は関門海峡、東は瀬戸内海、そして南は太平洋から3つの海流が流れ込み、
栄養素を豊富に含んだ豊かな海域で、激しい潮流、海底の複雑な地形と相まって、好漁場となっています。
この海域の九州側、大分県大分市(旧佐賀関町)の関崎で獲れるものが「関さば」と「関あじ」と呼ばれ、
四国側、愛媛県伊方町(旧三崎町)で獲れるものが「岬(はな)さば」と「岬(はな)あじ」と呼ばれています。
もう少しマニアックに語ると、佐賀関の漁師と三崎の漁師が釣り上げ、
それぞれの漁港に水揚げされたものだけがこの名前で呼ばれることを許されているらしいです。
さて、この岬さばですが、
朝早すぎてレストランが営業していませんでしたので、食べずに引き返しましたとさ・・・
つづく・・・
早朝サービスはありませんでしたか!^^;;
by ulyssenardin36000 (2010-11-14 15:45)
関サバではなく、岬サバなんですか??
by くまら (2010-11-14 17:38)
先っぽ、やっぱりいいなぁ♪
ここのサバとかアジ
どっちにあがるかで値段全然変わっちゃうのですよね
by sak (2010-11-14 17:51)
関サバ。半身で4000円だったので断念しました。
by gaucho (2010-11-14 22:54)
ここまで引っ張りながら。。。お味の感想、聞きたかったです。
捕まえられた場所によって名前が変わるなんて不憫ですね(-.-)
by miko (2010-11-15 18:58)
なんと、食べられなかったのですか!?
う~ん、残念 ><
by かに吉 (2010-11-15 19:44)
で?で?次はサバの写真!?
ってワクワクしながらスクロールしてったのにぃぃぃぃ
ガックリです。。。
ま、kaznサンたちはもっとガックリだったでしょうね。
by GRACE (2010-11-16 20:39)
食べられなくて残念でしたねぇ。。。
岬と海の景色、大好きです。
本州の最東端は岩手県にあるのですよ(宮古市)。
本州最後の秘境といわれている場所です(^^;。機会があったら是非…。
by pawpaw (2010-12-15 08:32)